今、学生と社会人の新しい出会いの場が必要だと考えます。

 

　「夢がない」、「就きたい仕事がない」、「卒業後のことは考えていない」。そんな学生が今たくさんいます。その原因のひとつは、社会人と出会う機会が少なく、自分の将来をイメージできないことです。そうした学生たちには、就職や進学を考える前に社会に触れる機会が必要であると考えます。

 

　一方で、学生には地域の担い手としての役割も求められています。しかし、社会とのつながりが乏しい環境では、地域の魅力も、地域への関わり方もわかりません。学生が担い手として力を発揮するためには、先輩である社会人からのアプローチが不可欠です。

 

　そこで私たちは、学生と社会人が気軽に楽しく出会える場を提供しようと考えました。そのひとつの手段が、松本を舞台にした謎解きゲーム「信大回廊」です。このゲームを通して学生と社会人の交流のきっかけをつくり、両者にとってより良い可能性を生み出す。それが私たちの目的です。

 

　たかがゲームと思われるかも知れませんが、人が「楽しい」と思うものには大きな可能性が秘められています。学生と社会人が楽しく交流し、そこに松本という地域性が加わる。きっと何が素晴らしいことが起こる気がします。

 

回廊実行委員会